ぎょりの魚醤日記ʚ( ˙ ꒳ ˙ )ɞ

IT業界に生息している営業・マーケティングとかやってる人間です

JAWS DAYS 2018でAI・MLセッションオーナーを担当した話

こんにちは。ぎょりです。 もうすぐ花見のシーズンですね。花見といえば日本酒、日本酒は最近"遊穂"の美味しさに気がついたところです。

さて、先日2018.03.10 (Sat) に五反田メッセで1,300を超える参加者の「JAWS DAYS 2018」が開催されました。きっとこの読者の大半は参加したんじゃないかと思っています。

jawsdays2018.jaws-ug.jp

JAWS DAYSって何?という方はこのページを読んでいただくのが早いかと。AWSのユーザーグループを「JAWS-UG」主催で開催される年1回のイベントです。 jawsdays2018.jaws-ug.jp

JAWS DAYS 2018の運営メンバー、JAWS-UG 大阪の森さん、ひろみさんに巻き込まれて誘っていただき、「AI・MLセッション」のオーナーを担当させていただきました。

JAWS DAYSのセッションオーナーって何??

"セッションオーナー”は予め定められたタイムテーブルのいくつかのセッションのテーマの軸を固め、登壇者を探し、登壇の依頼・交渉をして、当日までのサポートをする役割があります。今回のセッションオーナーには以下のルールだけが定められていました。 チームメンバーにはご自身でもMLを触っている喜早さんをまたもや巻き込みお誘いさせていただいて、実質2人で回しました。

- セッションテーマに沿って入れば、登壇内容はオーナーが自由に決めていただいてOKです
- 公募枠を予定(全体で応募フォーム設置)してますので、1つ分はあけといてください。ただし、公募の中からどの方に登壇していただくかはオーナーが決めてください。
- 登壇者は偏らないのように、ベテラン、若手、有名人などバランスよくお願いいたします。
- 大前提ではありますが、事例紹介なども入れていただいてOKですが、明らかにマニフェストから外れるような方はご遠慮いただくようお願いします。
参考URL:https://jaws-ug.jp/speaker/
- 今回のイベントは、来て頂いた方々を一箇所のトラックにとどまることが無いよう、先行して、運営側でトラックにセッションをランダムに割り当てます。
- オーナーは割り当てられたトラックのセッションにスピーカーを割り当てて下さい。
- 公募枠以外の枠の登壇者は自選・他薦問わず、オーナーが自由に決めていただければと思います。_
- オーナー一人での作業にならないよう、チームを作ってください。チームメンバー(サポート役)はオーナーにおまかせします。
    - ただ、見つからない等ございましたら、運営側にご連絡下さい。サポート役を調整させていただきます。

その中で、私は、実際に使ってみることを伝えるセッションにする、そして、できる限り新しい方を巻き込みたい、という軸を作りました。実際に使っている、できれば運用までまわしている内容であること、何よりもそれを楽しんでいること、なるべくこれまで外部イベント、特にJAWS-UGで登壇をしたことが無い方。 "AI" だと「仕事を奪う」とか「言葉の定義が広すぎる」と言われていますが、そんなことよりまず触って見るのが大切だと考えているためです。この軸をぶらさずにやりきれたのは良かったなと思っていますし、これをチームで共有しておけたのは良かったなと思いました。

当日までの準備

大変ありがたいことにお声をかけた方にポジティブなご返事をいただき、お話いただくことができました。今後セッションオーナーを担当する方のために何をやったらよいかタスクベースで残しておきたいと思います。

  • 話していただきたい方をリストアップ
    • 界隈の詳しい方に聞いたり、他の運営メンバーに聞いたり、また決まったセッションの担当の方に「他にどういう話を聞きたいか」を聞いたりしました
    • 繋がりが無い方については、同じ会社やその方についてSNSで触れている方を探してその方から繋いでいただきました
  • 登壇の交渉
    • 登壇の前提条件などをお伝えし、時にはWEB会議などでお話をしながら進めます。
  • 全体のタイムテーブルの調整  - 「AI・MLセッション」の枠は決まっているものの、それぞれの枠をどの登壇者に話していただくかを決めるのはセッションオーナーの役割です。今回は午前中から午後いっぱいまでAI・MLセッションを多くの方に聞いていただけることをイメージし、メンバーで会話をしながらセッションの枠を固めていきました。
  • 登壇情報の収集  - タイトル、講演者の情報、SNSアカウント情報やセッション概要、取材、後日の資料公開の可否などを伺いました。JAWS DAYS では登壇者にTシャツを着ていただきたいのでTシャツのサイズを伺うといったことも実施しています。
  • 運営メンバーへの伝達  - 登壇情報をWEBサイトに載せるために、運営メンバー内でWEBサイト公開情報などのやり取りをBacklogで進めます。今回は1セッションあたりの登壇者が複数人いたり、25分のセッションや50分のセッションなど様々であったりして、ちょっと手間取りました。。。サポートいただいた運営メンバーの皆様にまじ感謝です。

当日とアフター

  • 当日はもちろんすべてのセッションを聞き、SNSで発信することを心がけました
  • 当日の受付から控室、登壇者ステージまでの誘導をすべてフォローしきれていなかったのでチームまじ大事ですw
  • 終わった後には登壇のお礼、資料公開のお願い、そして全体へのフィードバックをいただきました

上記以外に、「ぜひ別のJAWS-UGイベントでも話してほしい!!」という声を聞いて、登壇者の方と、JAWS-UGの支部の方をつなげたりもしています。こうやって広がっていくのは嬉しいです。

当日のセッション

さて、当日のセッションはこんな感じです。ぜひご覧ください。

午前中は初心者の方にもわかりやすい前提知識のお話を、JAWS-UG 四国の加藤さん、JAWS-UG AI支部、Rescale Japanの中丸さんにお話いただきました。

「AIの理解から始めるAI導入への戦略とAWS」by 加藤さん

特にAIの仕組みの説明が非常に分かりやすいセッションでした。お隣に座っていた方が熱心にメモを取っていたのも印象的です。

AWSで始める機械学習」 by JAWS-UG AI支部 & Rescale Japan 中丸さん

どこから始めれば良いのか、AWSのサービスの選び方がとてもわかり易かったです。携帯をなくした直後(笑)の中、ありがとうございました。

午後は玄人向けのDeep Learningの話、not AIエンジニアでも始められるAWS ML Applicationサービスの活用のお話をしていただきました。

「P3インスタンスではじめるDeep Learningと画像レコメンド」 by DMM.comラボ 河居さん、杉さん

なんとJAWS-UG初参加というお2人。しかもチームに所属したばっかりだったり、社会人歴1年目だったりとパワフルさを感じました。質疑応答が盛り上がり、質問だけでなくアドバイスなんかも出てきたのがとても印象的なセッションでいた。

「「AIアナウンサー」を20分で解説!」 by 特定非営利活動法人 エフエム和歌山 山口さん

"非エンジニアでもできる!!"がとても伝わってくるセッションでした。特に山口さんのこれからの社会人のあり方といった話がとてもおもしろかったです。

資料はお待ちください!!

Amazon Rekognitionを使って親御さんの写真探しのお手伝いができた話」 by 千株式会社 熊谷さん

元々作ろうと思っていた仕組みから、ユーザーの声を聞いて改善しているところがとても印象的なセッションでした。熊谷さんはAI・MLセッションでの唯一の公募セッションを担当いただき、非常にわかりやすいセッションでした。思い切って応募してくださったことにも感謝感謝です。

機械学習で本番運用をするときに知っておくこと」

ラストはMLの運用にテーマをあてた、トークセッションとして、株式会社ABEJA CRO 緒方さん、株式会社スカイディスク CTO 伊藤さん、モデレーターにはアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 松尾さんにぶっちゃけトークも含めてお話をいただきました。

最後に

JAWS DAYS 2018に運営として絡むとは思っていなかったのですが巻き込まれて、新しい方と繋がりをつくることができました。セッション終了後に、登壇者の方から「機会をつくってくれてありがとう」と言っていただけたことが何よりも嬉しいことでした。今回の登壇者の方がまた違うところでもお話していただけたり、イベントに参加していただけるようになったらいいなぁ。

以上、次回セッションオーナーを担当することになる方の何らかのお役に立てたらと思っています。